「スマホを乗り換えたいけど、手続きが難しそう…」「電話番号は変わっちゃうの?」「今のスマホはそのまま使える?」——MNP(乗り換え)に対して、こんな不安を感じて一歩踏み出せない方は多いのではないでしょうか。
でも安心してください。実は今、乗り換えの手続きは以前よりずっと簡単になっています。2023年から始まった「MNPワンストップ」という新しい仕組みのおかげで、面倒だった予約番号の取得が不要になり、乗り換え先のサイトだけで手続きが完結するようになりました。
この記事では、2026年時点の最新情報をもとに、スマホ乗り換え(MNP)の手順を初心者にもわかるように、準備から開通までステップごとに解説します。つまずきやすい注意点もまとめたので、この記事どおりに進めれば迷わず乗り換えられます。
そもそもMNPとは?電話番号はそのまま使える

MNP(エムエヌピー)とは、今の電話番号をそのまま使って、別の携帯会社へ乗り換えることです。正式には「携帯電話番号ポータビリティ」といいます。
ドコモ・au・ソフトバンクなどで使っている電話番号を変えずに、格安SIMやオンラインプランへ引っ越しできる仕組みなので、家族や友人に番号変更を知らせる必要もありません。乗り換えの一番のハードルだった「番号が変わる問題」は、MNPを使えば起きないのです。
今は2つの乗り換え方式がある
乗り換え手続きには、現在「ワンストップ方式」と「ツーストップ方式」の2つがあります。この違いを知っておくと、手続きがぐっとラクになります。
| ワンストップ方式 | ツーストップ方式 | |
|---|---|---|
| MNP予約番号 | 不要 | 必要 |
| 手続き場所 | 乗り換え先の サイトだけ | 今の会社+ 乗り換え先 |
| 手間 | 少ない(簡単) | やや多い |
| 使える条件 | 対応会社どうし のオンライン乗換 | どの会社でも可 |
ワンストップ方式は、2023年5月に始まった新しい仕組み。対応している会社どうしなら、MNP予約番号を取らずに、乗り換え先のサイトで申し込むだけで手続きが完結します。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの各系列や、mineo・IIJmio・日本通信など主要な格安SIMの多くが対応済みです。
一方のツーストップ方式は従来のやり方で、今の会社で「MNP予約番号」を発行してから乗り換え先に申し込みます。ワンストップに対応していない会社を使う場合や、店頭で手続きする場合はこちらになります。
基本的には、手間の少ないワンストップ方式が使えるならそちらがおすすめです。以下では両方の手順を紹介します。
【STEP0】乗り換え前に準備するもの

まず、どちらの方式でも共通して必要になるものを準備しましょう。
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- クレジットカードまたは銀行口座(支払い用。格安SIMはクレカ必須のことも)
- メールアドレス(キャリアメール以外のGmailなど)
- 今の会社のIDやパスワード(My docomoなどのログイン情報)
スマホをそのまま使うなら「SIMロック解除」も確認
今のスマホを乗り換え先でもそのまま使いたい場合、「SIMロック解除」が必要なことがあります。SIMロックとは、スマホを買ったキャリアでしか使えないようにかかっている鍵のようなもの。これを外さないと、別の回線で使えないことがあります。
ただし、2021年10月以降に発売された機種は原則ロックがかかっていないため、比較的新しいスマホなら手続き不要なことが多いです。心配な場合は、各キャリアのマイページから無料で解除できます(2023年10月以降、手数料は全社0円)。iPhoneなら「設定→一般→情報」で「SIMロックなし」と表示されていればOKです。
【ワンストップ方式】乗り換えの手順

対応会社どうしなら、この方式が一番カンタンです。予約番号は要りません。
- 乗り換え先の公式サイトで申し込みを開始する
- 電話番号の引き継ぎ方法で「MNP予約番号なし(ワンストップ)」を選ぶ
- 案内に従って今の会社のサイトに一時的に移動し、転出手続きをする
- 乗り換え先の画面に戻り、プラン選択・本人確認を済ませる
- SIM到着後(またはeSIMなら即時)、回線切り替えをして完了
ポイントは、申し込みの途中で今の会社の画面に一度移動し、そこで転出手続きを済ませてから乗り換え先に戻ってくる流れ。予約番号のメモや有効期限を気にする必要がなく、そのまま一気に進められます。
【ツーストップ方式】乗り換えの手順
ワンストップに対応していない場合は、こちらの従来方式で進めます。
- 今の会社で「MNP予約番号」を発行する(マイページや電話から。無料)
- 乗り換え先の公式サイトで申し込みを開始する
- 取得したMNP予約番号を入力し、プラン選択・本人確認を済ませる
- SIM到着後(またはeSIMなら即時)、回線切り替えをして完了
ここで最重要の注意点。MNP予約番号には有効期限(発行日を含めて15日間)があります。さらに多くの格安SIMは「有効期限が10日以上残っていること」を申し込み条件にしているため、予約番号を取ったら当日〜翌日には申し込むのが鉄則です。期限が切れると再発行が必要になります。
乗り換えで失敗しないための5つの注意点
① 自分で「解約」の手続きはしない
番号を引き継ぐなら、今の会社を自分で先に解約してはいけません。MNPの手続きが完了すると、元の契約は自動的に解約されます。先に解約すると番号を引き継げなくなるので注意しましょう。
② 乗り換えは「月末」がおすすめ
多くのキャリアは、解約月の料金を日割りしません(満額請求)。月初に乗り換えると、使わない今の会社の料金を1カ月分まるまる払うことに。月末に乗り換えると、二重で払う期間を最小にできます。
③ キャリアメールは使えなくなる
「@docomo.ne.jp」などのキャリアメールは、乗り換えると原則使えなくなります(有料で引き継ぐ制度あり)。乗り換え前に、各種サービスの登録メールをGmailなどのフリーメールに変更しておきましょう。
④ 端末の残債・オプションを確認
スマホの分割払いが残っている場合、乗り換え後も支払いは続きます(一括精算も可能)。また、有料オプションが自動で解約されないこともあるので、乗り換え前に確認しておくと安心です。
⑤ データのバックアップを忘れずに
乗り換えと同時にスマホも買い替える場合は、写真や連絡先などのデータ移行が必要です。切り替え前に、クラウドやパソコンへバックアップを取っておきましょう。
乗り換え先が決まっていないなら、まず診断を

ここまで手順を読んで、「手続きは思ったより簡単そう。でも、そもそもどこに乗り換えればいいの?」と思った方も多いはず。手順以上に大事なのが、自分に合った乗り換え先を選ぶことです。ここを間違えると、せっかく乗り換えても「思ったより高い」「電波が悪い」となりかねません。
そこでおすすめなのが、私が運営しているスマホプラン診断サイトです。いくつかの質問に答えるだけで、あなたのデータ使用量や優先順位に合わせて、大手からオンラインプラン・格安SIMまでを中立的に比較・ランキング表示します。
- いくつかの質問に答えるだけで、あなたに最適なプランが分かる
- 大手キャリア・サブブランド・オンライン専用・格安SIMを横断比較
- MVNO特有の昼休み速度問題もちゃんと考慮
- 無料で何回でも診断可能
乗り換え先を診断で決めてから、この記事の手順に沿って進めれば、失敗しない乗り換えができます。
まとめ
スマホの乗り換え(MNP)は、電話番号をそのままに別の会社へ引っ越せる仕組みです。今は予約番号不要の「ワンストップ方式」が使えるようになり、乗り換え先のサイトだけで手続きが完結するようになりました。
準備するものを揃え、ワンストップ(またはツーストップ)の手順に沿って進め、「自分で解約しない」「月末がおすすめ」「キャリアメール対策」などの注意点を押さえれば、初心者でも迷わず乗り換えられます。
手続きの前に大切なのは、自分に合った乗り換え先を選ぶこと。まずは診断で「自分にぴったりの1社」を見つけてから、乗り換えを進めましょう。
※本記事は2026年時点の情報に基づいています。手続きの詳細・対応状況・手数料は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。


コメント